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2016/03/09

「ろいこ」

と読み、leukoと書きます。
アルバム発売しました。
合わせてふぇのめのんず公式疑惑ブログもそれに合わせた対応をしていかねばなりません。
重ね重ね申し上げますが、ほんらい体裁上は公式ブログではないです。



重ね重ね申し上げますが、ほんらい体裁上は公式ブログではないです。
アルバム、ろいこと読み、leukoと書き、ろいこと呼ばれています。
発売しました。
このブログは公式ではない、鍵盤のひとの個人的スペースですけど、
楽曲の紹介などを、個人的な趣味の延長として、責任感なくこなしてまいりましょう。
つとつと一曲ずつ。





000001.night black

「白黒な君の闇は 怒りも悲しみも 無いように見えていた」


・ないとぶらっくと読む。
・デモ音源完成は2014年3月頃。ちょうど現ベース加入騒動の時期であり、「BLACK LEADY」とだいたい同時期でもある。
・もともとタイトルは大文字で「NIGHT BLACK」だったが、「夜ノ黒」「ヨノクロ」などを経て現在の小文字「night black」に落ち着く。
・バンドでの初演は2015年11月。というかこの記事を書いた時点では、まだ三回しかライブでやってない。幻の曲、、、というか単純に最近の曲。
・アルバムのレコーディングが2015年12月だから、要するにアルバムに収録するために頑張った曲ですね。
・アルバム一曲目にして最大の技術難易度曲。臨界事故とかも難しいけど、、、難易度のタイプが違うわよね。
・主にベーシストが死ぬ
・もともとの発端は、鍵盤のひとの作る曲に対する周囲の「プログレっぽい」という評価に対して、鍵盤本人はプログレを作ってるつもりは皆無だったので、だったらちゃんとプログレっぽい曲を書いてやるわいと奮起し、結局あまりプログレにはならなかったという曲。
・動機こそ目指せプログレであり、結果として高難易度曲ではあるものの、最終的な作曲者のイメージとしては決して「技術主張の強い曲」「テクニック曲」だとは思っていない。むしろけっこうテーマ性や雰囲気に重きを置いた曲の部類だと思う。
・ふぇのめでは(いまのところ)数少ない、ギターソロのある曲。とは言えフレージィなソロではなく、ほとんどノイズ製造。
・また、全体にコーラスが多用されている楽曲でもある。ただしわりと楽器隊全員いそがしいため、あんまりコーラスするような余裕がない。
・ギターはスパイダーカポが必要。1弦2弦のみ1フレットにカポという仕様で、こうすることで開放弦のチューニングが全て完全四度で等間隔になる。
・フェノメノンズ楽曲中でも異彩を放つ、非常に特殊な和音感を持つ曲である。「和声的解釈」と「コード的解釈」をいろいろ相互補助しながらミックスした結果であり、つまりコードネームを当てはめるだけでは解析しきれないし、はたまた和声的分解だけに頼っていても理解は困難だが、両方を同時に用いると謎が綺麗に解ける。(いったい何を言っているんだ)
・あとはけっこうスケール感もけっこう特殊。フリギアとエオリア(ナチュラルマイナー)の併用によるところだが、途中でやたらギターが変化和音を多用する上、メロディの帰結位置も時によって曖昧であるため、わりと判断がしにくい。その辺りのもやもやが、ギターソロ後のコード解決時の快感を導いている。やっと解決した!ってかんじがある。(しかし、やっと解決したにも関わらず直後に歌詞で「延々続く」って言い出して、曲はまた曖昧に戻っていってしまう。このあたりの展開はこの曲の醍醐味。熱弁。)
・リズム的には6/8と3/4の感覚がこれまたミックスされていて、これがフェノメンバーをたいへんに苦しめた(とくに竿二人)。一時期はレコーディング断念まで噂されたが、強行突破。
・歌詞内容的は、けっこう心理的というか抽象的というか断片的というか。エモーショナルの有り方が、直接的ではなく間接的に表れているようなかんじ、、、?
・(歌詞完成時のメンバーへのメールより抜粋)色彩を判別できないということの原因はふたつあって、光量が足りないという場合、色覚に異常がある場合、どちらかなのですが、前者の場合には、最終的には色どころか何も見えなくなります。後者の場合は、色が見えなくても形(輪郭)は見える。ものごと、目に見えるものと実態真実は異なっていることも多々ありますが、この「見える」という状態一言にもいろいろ、色々あって、夜ノ黒の中で、色彩が見抜けない時、それは光が足りないからなのか、それとも光の無い時間を生きて、自分の目が色彩を無くしたのか、夜ノ黒の中で、その実態を見抜けるか。そういった中で、目安になるのは、自分の目と、誰か他人の目、かもしれない。目の色を窺う、という言葉もあることですしね。できればそれは、光が全てを照らしてしまう前に、夜ノ黒のうちに、試みておきたい。
・ロイコのジャケットデザインは、テーマ性においてはけっこうこの曲の影響が大きい。





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