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2012/06/02

作った曲を、何に使うか

毎回、悩みます。




複数の音楽団体に所属しているので、
出来上がった曲を、何に使うか、
困ってしまうんですね。

いや、
はじめから何に使うか決めてかかればいいんですけど、
そうでなくて無意味に思いついたモチーフは、
それをピアノ曲にするか、
バンド曲にするか、
演劇音楽にするか、
演技音楽にするか、
そのたもろもろ、
困ってしまいます。




それが、遅筆の理由のひとつでもあります。





機能音楽を作る上では住み分けはできるのですが、
そこになんらかの表現を生み出そうとした時には、
毎回、具体的な音は歌詞は雰囲気は違えど、
なにをそこに描きたいか、ということは、ほとんどいつも、
変わらないんです。
じゃぁ、なんなんだ、といわれると、
一言ではすらっとは言いにくいのですが、
自分の曲をあとで聞いてみると、
そのなかに、
「あ、ここは、soriの切なさだ」とか、
「この高揚は、soriだ」とか、
あるんです。
で、だいたい変わらず、そういったものを描きたくあって、
で、だいたい変わらず、そういったものを描くのですね。

技術的な変化は毎曲にはっきりと見受けられますが、
描きたいと思っているものは、毎回変わらない。
いや、描きたいと思っているものも、蓄積されては行くので、
進化、というか深化はしています。
ただし、もとからあるものはありつづけるままで、
蓄積されていって、コントロールも利きますが、変化はしません。



そんなこんななので、
描きたいものが一貫している以上、
それは、全身全霊soriなので、
それを、いろんな場所に持って行きたくなってしまう、
バンドでもやってほしいし、ボカロにも歌ってほしい、
演劇にも使って欲しいし、通学途中にも聞いてほしい。



なので、毎回悩むんですね。
何に使うか。



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