毎回、悩みます。
複数の音楽団体に所属しているので、
出来上がった曲を、何に使うか、
困ってしまうんですね。
いや、
はじめから何に使うか決めてかかればいいんですけど、
そうでなくて無意味に思いついたモチーフは、
それをピアノ曲にするか、
バンド曲にするか、
演劇音楽にするか、
演技音楽にするか、
そのたもろもろ、
困ってしまいます。
それが、遅筆の理由のひとつでもあります。
機能音楽を作る上では住み分けはできるのですが、
そこになんらかの表現を生み出そうとした時には、
毎回、具体的な音は歌詞は雰囲気は違えど、
なにをそこに描きたいか、ということは、ほとんどいつも、
変わらないんです。
じゃぁ、なんなんだ、といわれると、
一言ではすらっとは言いにくいのですが、
自分の曲をあとで聞いてみると、
そのなかに、
「あ、ここは、soriの切なさだ」とか、
「この高揚は、soriだ」とか、
あるんです。
で、だいたい変わらず、そういったものを描きたくあって、
で、だいたい変わらず、そういったものを描くのですね。
技術的な変化は毎曲にはっきりと見受けられますが、
描きたいと思っているものは、毎回変わらない。
いや、描きたいと思っているものも、蓄積されては行くので、
進化、というか深化はしています。
ただし、もとからあるものはありつづけるままで、
蓄積されていって、コントロールも利きますが、変化はしません。
そんなこんななので、
描きたいものが一貫している以上、
それは、全身全霊soriなので、
それを、いろんな場所に持って行きたくなってしまう、
バンドでもやってほしいし、ボカロにも歌ってほしい、
演劇にも使って欲しいし、通学途中にも聞いてほしい。
なので、毎回悩むんですね。
何に使うか。
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2012/06/02
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