とか、よくタイトルに使うんですが、
なんか、こう、好きなんですよ、こういう文字。
なんか、威力があるというか、
たたずまいが見える気がする。
曲を聞くより先に、タイトルだけでもなんか、姿を感じる、
これはかつて別の場所に書いたことがある内容なのですが、
例えば、猫。
猫、という漢字。
猫、すごく、猫っぽいよね。
猫、かわいいけど、
猫、のかわいさが伝染して、
猫、ていう漢字も、もはやかわいい。
猫!
猫!
猫、好きです。
猫!
猫、に限らず。
他の文字でもそういうところはあるでしょう。
山、みたいな、そもそも形が形なものは当然だし、
あと、悪、とか。すごく悪っぽい。
冬とか。完全に冬。冬って書いたら、冬だ。
ただ、これ、
外国の方では、そうもいかないだろうな、
意味として理解するまでは勉強すればどうとでもなるけれど、
そこに、イメージまでが染み付くには、
それなりの時間がかかるだろうし、それはすなわち文化の違いですから、
そもそも収得が不可能に近いという場合すらあるでしょう。
・・・というような内容で、かつてはもう少し掘り下げて書いたのですが、
とりあえず今回の趣旨はそこにあらず。
要は私の好みによって、私の曲はやや特殊なタイトルが多いので、
そういえばこの日記は、ほんとうはphenomenons鍵盤として書いていたものだし、
ここでひとつ、少しだけタイトルをご紹介させて頂こうかと思った次第です。
ライブ中、タイトルほとんど言わないからね。
水天楼
ギターがすごくはやい指アルペジオを弾くあの曲です。
もともとの語源?は、摩天楼+水天宮 というきっかけだったはず。
タイトルが先行して出来ていて、
タイトルと関係なくあのアルペジオを思いついて、
後になってその二つをくっつけた、といういきさつです。
こういう作り方もけっこう多い。
まだ使われていない、未使用タイトル、というのがたくさんあります。
いつか全部消費できるといいのだけれど。
青空剥し
これ系のタイトルがいくつかあります。星空墜しとか、寒空濁しとか。
あまりライブでやらないので、ご存知ない方も多いかと思います。
やたらリズムが一時停止する、爽やかだけど機械っぽい曲。
これにはモチーフとした原作漫画があって、
青空、あるんだけど、これほんとは機械仕掛けの、スクリーンなんです。地下空間。
青空を剥して、本当の世界へ。
動詞の名詞形って、なんて言うんでしたっけ?
夢々し
ベースのアルペジオから始まる速い曲。
この、「し」で終わる系、好きなんだなきっと。
もうちょっと理論的に言えば、用言で終わる系、かしら。
用言でも、タイトルにしてしまえば体言になるので、
なんか、独特の浮遊感があります。
まあ、夢々しというのはそもそも造語ですが。
歌詞中にも夢という単語が何度か出てきます。
夢と書けば、大きくふたつの意味がありますが、
その両方からこの曲を捉えて欲しいということで、
夢と夢で、夢々し。
臨界事故
これはライブ中よくタイトルを言うのでご存知の方も多いかと思います。
最近の曲、、、ではないんですよ。
当時の記事があるので、この日記をご覧の方は、まぁ、わかると思いますが。
これは、そのまま。既成の言葉ですからね。
ことがことなので、破壊力は高いですが、
ただこれは、必ずしも、
あの、例の、当時のあの事故のことを書いているだけの曲ではないです。
タイトル、できれば字面で皆様にお伝えしたいのですが、
ライブ中にどうすればいいのだろう。プロジェクターかしら。
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