違和感というか、畏怖というか、なにかしら感じることがあります。
昔、ちゅうがくせいくらいのころ、
似たような発想で、並木、という曲を書いた覚えがあります。
並ぶ気はなかった、並ばされた、動けない、的な、
近所の土手、
堤防の上に上がっていく、わりとなだらかな坂、
その頂上には二本の木が立っていて、
いや、
厳密には、
何十本という木が立っていて、
しかしその坂の上る先、
その道の左右にたたずむ二本だけが、
どうも、こちらを向いている気がしてならない、
その二本が、
規則正しく並んだ二本が、
突然、
”門”
に見えたのですね。
特に、夜、
その坂を登っていくと、
その先は川であるので、
角度的に、
その”門”の先には、
青い色しか見えないのです。
鳥居、
象徴としての”門”のひとつ、
こちらとあちらを結ぶ結界、
的なたたずまいを見せたその二本の木、
の先の青い世界、
考えてみれば、
その土手は、
私にとってはかなり特別な場所で、
それなりに特別な思い出があり、
そこに自然と、鳥居が建った。
守るように、結界が現れた。
ただ、
実は、
その二本の木の並びは、
よく見ると、
道に対してはななめになっていて、
つまり、
きれいに並ばされているわけでもなかった、
それが、
坂を登っていく時だけ、
突然、
”門”に見える、
特別な場所に、
象徴としての形を見出すのですね。
勝手に。
的な曲を書いています。
ページ
2011/09/29
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